遂に迎えたVision Hacker Associationファイナルセッション、それは〝終わりではなく始まり〟
イベントレポート2026.04.04
Vision Hacker Assosiation(以下VHA)のキックオフセッションで「出逢い」、「メンタリング祭り」の中間セッションを経て、遂に迎えたファイナルセッション。プログラムとしては最後の機会ですが、事務局が掲げたテーマは、「終わりではなく始まり」のキーワードと同じく、メンター陣からも、「ここは通過点で、ここからがスタートです!」「モヤモヤしたこと、気になったことは全部吐き出して次に進んでください」「ビジョンを応援しています。我々は味方です!」といった全力のエールが投げ掛けられてスタートです!

◆はじまり
半年間を振り返り、良かったこと、苦しかったことを率直に伝え合いました。場が和んだ後は、それぞれの半年間の変化と収穫、中長期目標とロードマップの発表、それに対するメンター陣からのフィードバックをもらいます。
◆ファイナルプレゼン
Vision Hacker(以下VH:採択者)ひとりひとり規模は様々でも、この半年間で大きな変化と収穫がみられたようでした。

VHの声
事業に行き詰まりを感じてVHAに参加させてもらったが、メンタリングにより対象をピボットさせたことでサービスを充実させ、応援者が増え、事業をブラッシュアップしていけた方や、 ビジネスモデルをブラッシュアップできたことで、事業の数値的成果を大きく打ち出せた人もいました。インパクトモデルを整理できたことで、メディア展開や賞の受賞に繋がったり、組織内のみならず他企業や行政との連携ができたと振り返る声が聞かれました。
また、試行錯誤しながら不安定だった生活が、ルーティン化されることで安定し、思考回路も合理主義から感謝の気持ちが持てるようになった方、更には、自分ができる守備範囲を考えてビジョン自体が変わったという方もいらっしゃいました。
この他、コーディネーター(以下CD)やメンターについては、CDは、とにかく起業家ファーストで、常に寄り添い本質的な問いを投げかけてもらえた。都度、適切なフィードバックをくださることで事業成長に集中できた、という声が挙がり、メンタリングについては、数分で自分には無い視点で、且つ適格なフィードバックをくださり、厳しい言葉の中に応援の気持ちが感じられたと、高評価でした。
◆最終メンタリング
各VHの発表を受け、最後のメンタリングです。半年間、走り続けて来たからこその課題解決のヒントを探ります。最後のチャンスに全員真剣!〝試行錯誤しながら、進むべき道〟を決めた者たちの表情は、清々しさに満ちていました。



キックオフや中間セッションの時のメンタリングでなされた声かけとは、全体的に少し傾向が異なり、「何がボトルネックになっているのか」や 「周りの人たちを幸せにすることと、ビジネスをしていくことの乖離をどう捉えるか」といったビジネス面のことだけでなく、上り調子故、社会からの認知度が高まり色んな方々に連携の可能性を持って近づかれる傾向になったVHへは、「皆、大したこと無いと思っておいた方が良い。自分たちの組織にフィットするかは、違う力学が入るものだから」など、といった心得が伝授され、更に、「人生のゴールはどこにあるのか?」「自分の中途半端さにどう向き合うのか?」「逃げ道をなくした方が良い」「〝競争〟とは、何を競争するのか?」「人生最期の瞬間に、人生を振り返り、自分がなぜその事業をしたのか?思いめぐらしたら、と想像してみよう」という哲学的な問い掛けまでにも及び、事業者である手前に〝自分〟を意識させられるような問いかけもなされ、まさにファイナルセッションと呼ぶに相応しい時間でした。

◆チェックアウト
最後の最後まで熱いメンタリングを終え、VH、メンター、CD、事務局という、この半年間を作り上げて来たメンバー全員でチェックアウトです。

VHの一番側で伴走支援をして来たCDの中には、「今日のメンタリングで、また、VHから学ぶことが多かった」という方や、「自分の熱量がVHみんなの熱量に負けたと感じ、悔しかった」と告白された方もいらっしゃいました。そして、ここはAsociationなので、卒業後も共に目標を目指していこう!と声の掛け合いが聞かれました。

VHたちからは、「視界がすごい開けていった」という事業面の感想のほか、「投げられた本質的質問の答えをこの先も考えながら進めて行こうと思う」「自分らしくいられる場所だと感じた」「やり切ったと思っていたのに、井の中の蛙だとメンターの方に指摘されたことで、自分が成長できるということを気づかせてもらえた」「〝痛みを伴う成長〟でした」など成長を語る感想が多くみられました。そして、同期のメンバーとは、これからも〝仲間〟としてやっていきたいというVHAの特色の一つである「仲間との出会い」についても前向きに感じられた方も多かったようです。
メンターからは、今期の特徴について語られ、そして、「ここは通過点であり、〝どうせ〟通過点なのだから、99回挑戦して1回上手くいくかどうか、ということでしかないということ」といった挑戦し続けることの大切さや、「そこには仲間がいてくれたことを忘れず」という、感謝の気持ちを忘れないことの重要性、「〝どうせ〟うまく行かないから、へこたれずに続けて行くことでうまくいくようになるから、頑張ってください」、という、この先も挑戦し続ける以上、途切れない試練と、それらを軽やかに乗り越えて行くためのVHAらしいアドバイスが述べられ、会は終焉を迎えました。
◆おわりに
半年間、度々突きつけられた「自己と向き合うこと」。そして、「飾らずにさらけ出すこと」は、事業課題以上に難しいことだったかも知れません。しかし、実はそこを超えられた人こそが課題解決に一番近づけるという体験を、個人差はあれど、VH一人一人が体感されたのではないかと思います。半年は、過ぎてしまえばあっと言う間。しかし、3回の集合研修の間に、幾度となく重ねられたVHとCD、事務局、そしてメンターたちとのやり取りの一つ一つは、どれもしっかりとVHの内面に刺さる出来事だったことでしょう。
今期のVHたちもきっとこの先、この機会を人生のターニングポイントとして思い返し、一生の出会いとしてVHAで関わったメンバーたちと繋がりながら、社会的インパクトを生み出し、進化し続けてくれることを願います。これまでのVHAの卒業生たちがそうであるように。
