特別講義ってどんなもの?
イベントレポート2026.04.05
Vision Hacker Association(以下VHA)プログラムの中に「特別講義」というものが存在します。この講義は、その会期のVision Hacker(以下VH:採択者)達に有益となる情報や学びの提供機会にと期間中に内容を決め開催しています。

ーーこれまでにどのようなものが開催されましたか?
あくまでも過去の例としてですが、
・より専門性に特化した分科会による勉強会
・医師から社長に転身した先輩起業家を招いての座談会
・人材業界の専門家に組織開発をテーマとした講話
・経済価値以外の社会的インパクトについての勉強会
・質問の質を高めるべく相談力をテーマとした勉強会
・同じ領域の多様な起業家ストーリーを学ぶピッチシェア会
・ターゲットの解像度をあげるN1を見つける調査事例検証会
・自分らしさを深堀りするリーダーシップワークショップ
など、その年のメンバーの事業やフェーズ、興味関心などを考慮して、毎年カスタマイズされた特別講義が不定期で数回開催しました。
ーーテーマや時期・講師はどうやって決めていますか?
講義は毎月行っている簡単なアンケートのようなものを通し、VHからの要望を受けて、それに応える形で決めていく回もあれば、毎月実施しているコーディネーターと事務局との定例会の中で協議をして決める場合もありますし、メンターからのアドバイスや紹介などで特別講義の内容を構成していく場合もありました。
また、全員参加としてご案内する時もあれば、任意参加とする場合、グループに分かれての参加とする場合もありました。内容や目的などによって異なるという印象です。回数に関しても、全員参加の講義が1~2回の年もあれば、要望が多く3~4回実施した年もありました。

ーー何か1つ特別講義の実施レポートを紹介してください
では、起業家が事業を進めて行く上で必ず求められる「自分と向き合うこと」を深掘りする「リーダーシップセッション」が開催された様子を紹介します。
この特別講義では、〝オーセンティック(自分らしさ)〟を深掘りしたリーダーシップを探求し、事業の在り方を探る体験をしてもらいました。
この日は全員参加でプログラムを満喫される様子が伺えました。
「事業」とは、自分とビジョンをつなぐものであり表現方法です。ビジョンと自分らしさが無くて、事業だけの場合、それは「作業」になってしまいます。一般的に、大企業は「自分らしさ」が無く、スタートアップは「自分らしさ」が多い傾向があると言われています。氷河に例えると、対外的に発表する事業を〝目に見えていた部分〟だとすると、「リーダーシップセッション」は氷河の〝下の部分〟を見つめることです。
体験後のVHたちの声:
・どこに向かっていけば、本来の自分らしさがあって、その自分らしさが事業に繋がるのかが、とても見えやすくなりました。自分にあったスケールアップの仕方や事業の在り方に向き合えたと思います。
・多くのアクセラレーションプログラムに参加をしてきましたが、ほとんどがビジネスの議論でした。しかし、起業家にとってたびたびぶち当たる大きな壁は、なぜこの事業をやっているのか、仲間を巻き込んでいるのか、自分自身への問いかけであることから、今回のセッションはとても有意義でした。
・リーダーとマネージャーの役割の違いが理解できました。自分らしいリーダーシップが発揮できていないことに気づきました。

リーダーシップセッションを実施した背景:
「自分を大切にしながら、思いっきり駆け抜けてもらいたいと思ったから」
メンタリングは、タクスを洗い出し、優先順位をつけ、予算やリソースを配分、人員配置とスケジューリングをして、と、思いきりアクションを起こしていく方向性に吹っ切る思考回路になりがちです。それ自体は良いことであると思いつつも、自分の気持ちや心が置いてきぼりにならない走り方をして欲しい、そんな思いから特別講義としてリーダーシップセッションを中間セッションと組み合わせて実施しました。