Reports活動レポート

後半戦に向け、新たな舵切り!Vision Hacker Association中間セッション開催

イベントレポート2026.04.04

Vision Hacker Assosiation(以下VHA)プロジェクトの折り返し地点となる「中間セッション」は、通称「メンタリング祭り」とも呼ばれ、メンター陣からVision Hacker(以下VH:採択者)たちに助言や指摘がシャワーのように降り注がれる一日となります。残り3カ月で取り組むべき課題とタスクの洗い出しをするメンターとVHの姿は、まさに真剣勝負。キックオフセッションで宣言した約束に対し、真剣に取り組んで来たことがメンターや仲間のみんなの目にどう映るかキックオフセッションの時とは違う緊張感が会場いっぱいに広がりながら、開始です!

◆冒頭から漏れ出る熱い想い

会の冒頭は、メンター陣の挨拶で始まりました。今回の中間セッションでは、キックオフセッションのメンバーに加え、現在、起業家として大きな飛躍を遂げている二名のVHA卒業生もメンター席に並び、卒業生ならではの助言に期待が高まります。

VHAを主催する公益財団法人葉田財団の代表理事 葉田甲太氏による冒頭挨拶は、メンタリング開始のゴングを鳴らすかのような熱量で届けられました。

「みんな、生温い。人の人生を背負っていない。〝やりたいこととやらねばならぬこと〟の覚悟は違うんです。今日は、みなさんの覚悟を知りたいと思います」

この言葉の真意は、「最後まで気を抜かず走り切ってもらいたい」という想いからであり、久々の再会に浮き立った会場の空気を引き締め、一気に士気が高まるのを感じました。

まずは、現状と課題を共有し、メンターから助言をもらいます。それにより、抱えているモヤモヤの見通しが良くなる人もいれば、却って靄が濃くなってしまった人もいる様子でした。しかし、その中で何を掴み取って行けるのかが勝負所です!

VHからの課題は、例えば、この先の対象エリアについて地元に絞るべきか全国を目指すべきかという相談や、長期的に見通した時、〝戦い方〟が現状で正解なのか、といった「根本を見直したい」という方、または、新規加入者が3倍以上となり、口コミも順調、上場を目指す資金調達も1億円を達成でき、順風満帆に見えるVHは、「それ以降のことが腹落ちしてない」という「最後の落としどころ」を相談したいとのこと。まさに様々といった具合です。

◆テーマは「拡げて、決める」

中間セッションは、ファイナルセッションまでの折り返しとして、何をして行けば良いのか?を明確にします。テーマは「拡げて、決める」が掲げられました。そのための3つのコンテンツが今回は用意されました。
①   1on1メンタリングで助言/提案のシャワーを浴びる
②   個人で内省して目標と行動を整理する
③   全体で宣言する(ファイナルまでの目標、重点アクション)

◆1on1メンタリング

VHの課題に対し、ここから1on1の助言をもらいます。メンタリングを受ける際の〝作法〟として、事務局から、「まずは受け止めること。しかし鵜呑みにはしない。後で花開く助言かも知れないから」ということが告げられました。

各テーブルでメンタリングが行われます。対象エリアについて相談したかったVHは、「スタッフが足りない中、エリアを拡大させることはお勧めしないが、それは計画を立てたら良いだけなので、こんな問題で留まる理由がわからない」と、あっさり解決策を教わることができました。しかし、その「思考法を知らないといけない」という今回に限らず、「今のVHに足りない点」を気付かされた様子でした。また、戦い方を確認したかったVHは、①強烈に課題が解決しているか②バリューアップしているか、という2点を確認しながら進めること、そうでないとリソースがすごい取られることになる、という助言をいただけ納得した様子でした。

また、お陰様で現時点では順調に進み始めたように思えるが、更にその先の未来が腹落ちしていないVHは、事業を広げるなら、広げるほど戦う相手が誰なのか考えないとならないということと、経営者として、「仲間も幸せであることを目指すことが大事。ベネフィットとプロフィットをどう設計するのかを考えるのが経営者である」といったアントレプレナーシップの話にまで至り、メンター自身が経験した事業展開の話から、予言にも似た「もう少ししたら訪れるであろうフェーズ」についてもアドバイスを貰え、期待に高揚する様子が伺えました。

しかし、一方で自身は精一杯取り組んで来たつもりでも、メンター陣から見たら「遅い」や「足りない」、更には、VH自身が目を背けているであろう部分を突き付けられるといった厳しい局面に立たされたVHがいたことも事実です。その原因に、できることから考えていて、ビジョンから逆算していないという思考回路の指摘や、自分の夢に嘘をついている。マインドセットを変える必要があるといった深層心理へのアプローチも見られました。また、前回のメンタリングで事業のサービスを提供する相手を、一般消費者から企業へとピボットを決めたものの、その結果「なりたい像」から離れてしまったことで、自分の強みと気持ちを見失い、一般消費者へのサービスが疎かになるならピボットする必要はないと新たに指摘されたVHもいました。

個人で内省して目標と行動を整理する
遠慮なしの本気のメンタリングシャワーを終え、適宜コーディネーター(以下CD)と相談をしながら自分の中で納得したところと課題を整理し、全員の前で宣言する準備をしました。

◆宣言
各々ラスト3か月間にすることをメンバーの前で宣言ピッチを実施、ファイナルセッションまでの道のりを約束しました。

◆おわりに
中間セッションの最後に、伴走支援してきたCDからも、メンタリングを経た上でやって行きたいことが述べられ、また、メンター陣一人一人からもエールが贈られました。その内容は必ずしも、現事業に留まらず人間性に対する部分や、将来の在り方にまで及ぶ言葉で語られ、人間味溢れるVHAならではの空気感を生み出すものでした。

さあ、ファイナルセッションまで如何に走り切るか、キックオフセッションの終わりに見えた戸惑いの表情はもう、ありません。追い込みに期待したいところです!

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