Reports活動レポート

VHA卒業生インタビュー

イベントレポート2026.03.31

Vision Hacker Assosiation(以下VHA)の卒業生方に当時のお話を伺いました。応募を検討されている方々の参考にしていただけたらと思います。

(左)中川悠樹氏〔2024卒〕 (中央)中原楊氏〔2023卒〕  (右)下村真代氏〔2024卒〕

 

ーーVHAに応募した理由を教えてください。

下村さん:応募した当初、期待していたことは2つありました。一つは、運営しているサービスをVHAプログラムを通じ前に進められたらという期待です。もう一つは、当時妊娠による体調の揺れなどで団体の活動を持続的にしていくための体制づくりに悩んでいたので、それに対してお力添え願えたらというものでした。また、率直に資金という面においても助成いただけることは大きかったです。

中原さん:当時、サービスを作ってリリースしたばかりで、資金調達もしていない時期だったので金銭的支援も助かりますし、メンターの方々に道を示していただきながら進められるのも魅力的に思い、応募しました。

中川さん:最初は資金調達の一選択肢として応募しましたが、調べる中でそれだけなく代表理事の葉田甲太さんや、他のメンターの方々の活動を知り、吸収できることがあれば、と期待して参加させていただきました。

 

 ーー実際、VHAを体験した印象はいかがでしたか?

下村さん:担当コーディネーター(以下CD)やメンター以外にも、事務局などのプログラムに関わるすべての方々が親身になって採択者の事業を前進させようとしてくださる姿勢が印象的でした。また、同期の皆さんの頑張りにもすごく感化され、同じような領域で頑張る皆さんとざっくばらんに話せたことも元気をいただける時間になっていました。

中原さん:VHAプログラムは、単なる「応援」ではなく、その名の通り、〝ビジョンにどれだけ想いを持っているか〟を強く問うプログラムだったと思います。このようなコンセプトで事業支援をされているところは他に知らないですし、とても良い刺激を受けました。また、プログラムがそこまで詰まっていないことで、自分のプロジェクトを進めることができたり、担当のメンターやCD以外の方々とも話す機会があったことが良かったです。

中川さん:期待通りだったことは、インパクトモデルを作り切れたことです。期待を上回った部分では、一部のメンターと深くつながれたことで、事業展開につながり助かりました。

 

ーー印象的だったメンターの言葉や、CDの対応などあれば教えてください。

中川さん:ビジョンをお伝えした時に、「お前はこのままひたすら頑張れ」とメンターの方々に仰っていただけたことで、自信を持てたということがあります。CDの方には、ソーシャル界隈のことをたくさん教えていただきました。

下村さん:「自分が決めたことに対してちゃんとコミットできているのか?」とメンターに問われ続けたことが印象に残っています。社会課題の解決を目的とした事業は、一般的に応援も期待もされやすい中、叱咤いただけたことは有難く、今でも時折思い出しては、背中を押されています。また、サービスの運営について二択で悩んでいた時、てっきり事業を前に進める理論があるのかと思っていたら、「それは、起業家の〝決め〟だね」という言葉がメンターの方から返ってきて、自分の意思決定次第なのだと気づかされました。また、CDからは、私が妊娠出産子育てという中で持続的な団体運営に悩んでいた際、「心地よさも大事」と声を掛けていただき、納得感を得ながら社会的インパクトを出していくことの大事さも教わりました。

 

ーーVHA参加当時に比べ、今の仕事内容は変化していますか?

中原さん:参加した当初ユーザー数が50施設くらいでしたが、VHAが終わる頃には2,300くらいになり、今は1000施設くらいまでになりました。VHAは、ユーザー数が伸びる最初のブーストになったと感じています。

中川さん:目指していたところは今も変わっていません。それはVHAでメンターの方に言われたことで、目指すところへ「愚直に行けば良いのだ」と信じることができたからだと感じています。

下村さん:今でも悩むことはありますが、VHAを通じてインパクトモデルを作ったり、3年先、5年先の計画を立てたり、CDとメンターと話しながら見通しを持てたことがとても大きかったです。今はそれに向かって、まずは熱心に進めているという状況です。

 

ーーVHAで出逢った仲間たちとは今も付き合いがありますか?また、どういう存在ですか?

下村さん:まさに中川さんは人柄や姿勢から理想的な起業家として刺激をいただいていますし、同期の連絡ツールは今でも機能していて、近況の報告や協力を仰いだり、それに対してちゃんと皆さんリアクションがあり、今でも関係性は続いていて、素敵だと感じています。

中原さん:一部のメンターやCDとは頻繁にお話しさせていただいています。当時、自分がVHAで教わったことを、今でもメンターへお伝えしたりもしています。

中川さん:同期とは、皆今でもつながりはあって、その内、数人とはよく連絡を取り合っています。CDさんからも、違うジャンルのお仕事をいただいたり、範囲を超えて展開させていただいています。

 

ーー申し込みを悩んでいる人たちへ何か伝えたいことがあれば教えてください。

中川さん:よく考えて、〝有り〟だと感じたなら書類を作成し、ぜひ応募してください。

下村さん:私は二回目の応募で採択いただき、他にも複数回応募して採択された方もいらっしゃったので、過去に不採択だったとしてもチャンスがあるプログラムです。素敵なプログラムなので、がんばりたいことがある人はぜひ応募してほしいです。

中原さん:ぜひ応募してみてください。深く悩まず、やりたいことがあって、チャレンジしたいことがあるなら挑戦してみたら良いと思います。

 

PROFILE

中川悠樹氏
2009年3月、京都大学医学部卒業。消化器外科医・救急医として、ドクターヘリ添乗医、離島医療、スポーツチーム帯同医などを実践。2022年1月に任意団体AYAを立ち上げ、2023年6月に法人化、代表理事に就任。現在、細谷腎クリニック藤岡 院長、エフバイタル株式会社 事業企画部、産業医などとしても勤務。

中原楊氏
株式会社medimo代表取締役社長。医師。慶應義塾大学医学部に在学中に医療現場の持続可能性に課題を感じ、カルテ記載等の事務作業をAIで自動化するmedimoを開発。京都府宇治市生まれ。

下村真代氏
一般社団法人wreath(リース)代表理事。総合広告会社にてマーケティング関連の業務にあたるが、自身がセルフヘルプグループを必要とし助けられた経験から、セルフヘルプグループを必要としたときにつながれる仕組みづくりがしたいと思い、仕事を休職。2024年4月に一般社団法人wreathを設立し、孤独を抱えることがあったとしても「わたしだけじゃなかった」と思える社会づくりに向け、セルフヘルプグループのプラットフォームの運営などを行っている。

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