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【開催報告】Vision Hacker Association2024ファイナルセッションを開催しました

お知らせ2025.06.17

医療・ヘルスケア領域を起点に、人の“生きる”を巡る社会変革に挑むビジョンハッカーが集う共創組織、「Vision Hacker Association(以下、VHA)」(主催:葉田財団 運営支援:ETIC.)。2024年度ファイナルセッションが、2025年3月7日(金)に御茶ノ水ソラシティで開催されました!

終わりではなく始まりのためのファイナルセッション
VHAでは、医療機関、企業、NPO/NGO、研究機関、政府、行政自治体など、セクターや立場を問わず次世代のリーダーを迎え育み、共に学び構想し合いながら、10-20年後の医療を創っています。

始まりは2021年に開催された、「Vision Hacker Awards 2021 for SDG3(NPO法人ETIC.主催/ビル&メリンダ・ゲイツ財団 協賛)」。2022年以降は、社会の諸問題を理解し積極的に対応していく次世代人材を支援する「公益財団葉田財団」を主催とし、自ら社会にはたらきかけ、未来をつくりだす若い世代の挑戦を支える「NPO法人ETIC.」の協力による共同プログラムとして運営を続けてきました。

2024年には、下記9名のメンバーを選出(プロフィール詳細はこちらからご覧いただけます)。

  • 氏家 好野さん/株式会社Plusbase 代表取締役
  • 片平 雅大さん/Fihankra Health
  • 佐々木 蓮さん/フリーランス
  • 重光 喬之さん/NPO法人両育わーるど 理事長
  • 下村 真代さん/一般社団法人wreath 代表理事
  • 高桑 雅弘さん/株式会社Clinic Restaurant 代表取締役/オレンジホームケアクリニック 医師(在宅診療)
  • 永井 和志さん/HAKU Medical合同会社 代表 / 医師
  • 中川 悠樹さん/特定非営利活動法人AYA 代表理事
  • 山地 翔太さん/藤田医科大学 総合診療科/一般社団法人MATSURI 代表理事

ファイナルセッションでは、まず全員が6ヶ月間のプログラムでの収穫や学びを言語化して中長期的な目標とロードマップを発表する最終プレゼンと、一人ひとりに対し、メンターである葉田甲太さん(総合診療医/認定NPO法人あおぞら理事長/公益財団法人葉田財団 代表理事)、鈴木雅剛さん(株式会社ボーダレス・ジャパン代表取締役副社長)、坂元晴香さん(東京女子医科大学国際環境・熱帯医学講座准教授)、都築明寿香さん(都築学園グループ副総長/日本経済大学学長)からフィードバックが行われました。

事業のターニングポイントの一つになる可能性となる集大成の場にふさわしく、ときには厳しい言葉が生まれることも。

「具体的な変革への指標がなく、このままでは『素敵な取り組みでしたね』で終わってしまう。事業への向き合い方を、今一度確認したほうがいいのでは」
「平和活動がしたいのか、国を変えたいのか?」

メンターたちから続けて投げかけられた問いに、ビジョンハッカーは「国を変えたいです」と返答。メンターからは、

「夢が大きすぎるから、自分の中で具体的なものが描けていないのでは。国を変えたいならばやることはものすごくいっぱいあって、全体的なビジョンからバックスケジュールでもう少し緻密に戦略を立てないと、絵に描いた餅で終わってしまう。でも本当に自分の中にパッションがあって、やり抜く想いがあるならできると思うから、具体的な戦略を練られたらいい」といったフィードバックが贈られました。

別メンターからもより具体的な戦略の示唆があったりと、背中を押すフィードバックに溢れた、未来の創造へ向かうための大切な時間となりました。

輪になって紡がれる「未来を書き換える」ビジョン
ランチ休憩を挟んでからは、最後のメンタリングの時間です。メンターに加えプログラム卒業生の澤田優香 さん(株式会社OPERe)、猪村真由さん(一般社団法人Child Play Lab. )、中原陽さん(株式会社Pleap)が 駆けつけ、「終わりであり始まり」の後押しとなるよう、VHAプログラムが終わった後のロードマップやステップを、さらに具体的に落とし込んだり、膨らませる時間となりました。

クロージングセッションでは、全員で輪を囲みながら、6ヶ月間と今日を振り返り「始まり」へつなげるビジョンを共有し合いました。ビジョンハッカーからは、「多方面のスペシャリストの方がいらっしゃるのが大変ありがたかったです。メンター、コーディネーター、同期、事務局、すべての方から、何かしらのGiveをいただきました」といった声があがりました。

Vision Hacker Associationでは、既成概念に囚われることなく、大胆なビジョンを描き、10-20年後の医療をつくっていくビジョンハッカーを2025年も募集中です。

採択メンバーはアソシエーションの一員となり、最大150万円の資金支援、最前線で活躍するメンター陣による伴走、インパクトモデル作成支援など、半年間の支援プログラムを活用しながら、事業のバージョンアップを目指します。

募集の詳細は、Vision Hacker AssociationのWEBをチェックいただければ幸いです!

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